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ドイツの学校教育

支店長のクネーデルです。
こんにちは。ドイツはまだ冬。雪の残るフランクフルトより。
毎年この時期はギムナジウムの修了試験の季節です。写真は試験を受ける生徒を激励する垂れ幕の数々。家族が子供たちを応援するためにお手製の「激励」垂れ幕を作成し、試験期間中、学校敷地内に掲げます。修了試験とともにこの垂れ幕は、学校の風物詩です。

21 MAR 2018 学校


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ドイツは他のヨーロッパ諸国とともに、秋に学校の年度がスタート。小学校卒業後、中等教育は、将来の進路に合わせ、ギムナジウム、実科学校、季刊学校、総合学校に分かれます。ギムナジウムは大学進学コース。日本と異なり、大学入学試験はなく、ギムナジウムの最終2学年の成績と、最終学年に行われる修了試験の結果により、個々人の評価が決まり、志望する大学・学科選択の基準となります。当然成績が優秀であれば、優先的に希望が実現され、学科によっては十分な成績がなければ諦めなければなりません。また日本ほど大学間の差はありませんが、それでもOO大学の医学部、工学部、経済学部は評価、人気が高い(入学には高い成績が必要)といった状況がございます。6月-7月に卒業を迎えるギムナジウムの最終学年の生徒は今が筆記試験の時期。今週はフランクフルトのあるヘッセン州は最後の3教科目の筆記試験が実施されています。この後、5月の口答試験と続きます。

もう一つドイツの教育事情、紹介させていただきます。写真の電卓。日本ではあまり見かけないタイプですが、これは関数電卓と呼ばれる電卓。ドイツの生徒は、日本の中学の年代から数学そして物理の授業で使用します。授業でこの関数電卓が必須。試験にも持参し問題を解きます。ルート(平方根)、サインコサイン、ログ、積分などもすべてこの計算機を使えば答えが出る優れもの。式を立てることができれば、計算は電卓に、という考えが徹底。日本では数学の問題は、基本的に生徒に計算をさせて解かせることが前提、また計算できるように数値が設定されていることもあります。これなら自分も高校時代数学が得意になれたのに、という人もいるではないでしょうか!

21 MAR 2018 関数電卓



レジや商品の売り買いの現場でドイツ人が以外にも暗算や計算が得意ではないなと感じるのも中学校から電卓に頼っているからなのかと変に納得。だから日本人は計算が得意なのだと感心してしまいます。一方で学校の数学の教科書や問題を見ると、少し考えさせられます。ドイツの教科書は応用問題がびっしり。また出される宿題も問題の数が多い。

21 MAR 2018 教科書



計算に時間かける代わりに、問題の解き方を確認し、式を作ったら電卓に入力して答えを出す。計算力は劣るかもしれませんが、数学的な思考力を付けることに重点が置かれています。なおこの電卓は日本メーカー、カシオのもので、大学に進んでからも利用されます。日本では大学生の一部や技術者用と使用機会は少ないですが、海外では、多くの国の教育現場で利用され、カシオ社の毎年の関数電卓の出荷台数は約2500万台とのこと。国による教育事情の違いの一旦が感じられます。

2018年3月21日
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2018-03-21(Wed) 21:20| 現地情報| トラックバック(-)| コメント 0

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