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ラインガウ音楽祭に行ってみた

こんにちは、グルケです!!
サッカーのワールドカップも終わり、
なんだか気が抜けた感じです。
なかなかブログの更新が進んでいませんでしたが
今回は大作です!しばしお付き合い下さい。

6月~9月ぐらいはドイツ各地で「XX音楽祭」
なるものが開催されます。
音楽祭と言ってもお祭りがあるわけではなく
その都市や地方にある単一または複数の会場で
連日連夜様々なコンサートが行われるというものです。
フランクフルト近郊では
ワインの産地として知られるラインガウ地方の
幾つかの教会・修道院などに加え、
フランクフルトのオペラ座、ヴィースバーデンの
クアハウス内のホール、マインツなど周辺都市も
含めて開かれる「ラインガウ音楽祭」が有名で、
毎年大盛況です。
マイバスのライン川クルーズのツアーでも立ち寄る
リューデスハイムもラインガウ地方にあります。
グルケは毎年この音楽祭のコンサートに2-3回
出かけるのですが、今年最初のコンサートに
先月行ってきました!
panfu.jpg



↓↓↓続きを読むからどうぞ↓↓↓


今回はマインツにあるサンクト・シュテファン教会での
パイプオルガンのコンサート

マイバス・ドイツのブログやTwitterでも既に紹介されている
シャガールのステンドグラスで有名な教会です。
Staind Glass 2


奏者は、ハンブルグに新しく鳴り物入りでオープンした
「エルプ・フィルハーモニー」のオルガンの弾き初めでも有名な
ラトヴィア出身のイヴェタ・アプカルナさん。
ベルリンとリガをベースに世界中で活躍されている
女性オルガニストです。
Apkalna.jpg

(お写真はパンフから拝借させて頂きました)

さて20時の開演に備えて、19時過ぎにに到着すると
教会の前の広場には既に人があふれかえっており
ワインとシャンペンなどを出す屋台には長蛇の列。

早めに用を足しておこうと教会の裏側にある
トイレに行ったらまだ3-4人しか並んでいなかったので
ラッキー!と思ったのもつかの間。
なんと男女1つずつしかないんです。トホホ。(;_;)

しかも並んでおられる淑女方の平均年齢はかなり高く
亀の歩みより遅い進行状況。甘かった。。。
「あー、こういうとき男でよかったー!」などと
人の神経を逆なでするような軽口を叩きながら
どんどん入れ替わる殿方の列に向かって
心の中で中指を立てながら、待つこと15分以上。

やっと次が私の番!閉まっていたドアの施錠が外される
カチャという音とともに反射的に半歩前に出たところで
誰かの指が二の腕に触れ、背後から
「ごめんなさい、でもちょっといいかしら」
という大変丁寧な中にも有無を言わせない力のこもった
明るい女性の声が。
「え?何処のあつかましいドイツ人が!」(*`へ´*)
と反射的に軽く眉間にしわを寄せながら振り返って
その女性と目と目が合うこと3秒。
シェーっ!!! ((((;゚Д゚)))))))  
目の前に立ち私の二の腕をつかんでいた、
柔らかく美しい指の持ち主は、
なんと本日の演奏者様ご本人ではないですか!
その瞬間、眉間のしわは目じりに速攻で移動し、
「も、もちろんです!ど、どうぞ、どうぞ!
そうじゃないと開演おくれちゃいますもんねー!」などと、
すぐ後ろに並んでいた高齢のご婦人と揃って
首をブンブン縦に振りながら、しどろもどろに
冗談にもならないへりくだり方でお先にどうぞ。

そうか、教会だと控え室にトイレなんてないんだ。。。
世界中を回る音楽家と聞けばお花いっぱいの控え室に
香水漂う白亜のトイレ
で優雅に用を足されるような
イメージがあるけれど
地方の公演だと大変なことも多いんでしょうね。

彼女のなんともいえない気品と知的な笑みに
クラクラしそうになると同時に、
同じトイレを共有したという変な親近感が沸きました。

教会でのパイプオルガンの演奏を聴きに行かれた
事のある方ならご存知だと思うのですが、
パイプオルガンは向かって正面にないことが多く
後ろ側にある場合には奏者が演奏しているところは
体やクビをひん曲げてみなければ見えないので、
みんなビジュアル抜きで正面を向いて聞き入る形になって
傍から見るとちょっとまぬけな感じがすることがあります。

今回は聖壇の脇にあったので、正面を見る席なら奏者も
見える位置だったのですが、グルケの席は運悪く
聖壇を挟んでオルガンとは反対側の脇に設けられた
仮設席だったので演奏する姿は全く見ることができませんでした。
Orgel 1


司会の方の紹介を受けたイヴェタ・アプカルナさんは
さっきトイレで遭遇したときのTシャツにジーンズという
カジュアルないでたちとは打って変わって、黒いステキな
ロングドレスで華やかに登場。
平坦な教会内で背の高いドイツ人に囲まれていたので
殆ど見えなかったけど「へっへー、さっき真近で見たもんねー。
しかも手まで触れ合っちゃったもんねー。」

と心の中でどや顔&妙に余裕のグルケ。

演目はバルト3国出身の作曲家によるオルガン曲
ということで、まったく聞いたことがない曲ばかり
だったのですが、オルガンの響きを十分に堪能できました。

演奏者が見えないということは、音楽がビジュアルに
影響されることがないので、純粋に「ライブ」に
のめりこむことができるというメリットがあります。

以前行ったコンサートでは、あるバイオリニストの動きが
間寛平さんのようにヒョコヒョコしていて
それまでのクールなイメージが崩れてしまったり、
別のバイオリニストはどこか船越栄一郎さん似で、
演奏をしている姿と、絶壁の上で片平なぎささんと
犯人を説得する船越栄一郎さんが重なってしまって
自分でウケてコンサートどころじゃなくなったり
ある指揮者の陶酔しきったあまりに激しい動きに
入り込めなくて引いてしまったり、と
「見なきゃ良かった」ということが多々ありましたが、
今回はそういうのがなくて音楽ピュアーです。

グルケはパイプオルガンは大好きなんです。
アーチ形の天井に反響してまるで音のレインシャワー
を浴びている感じでへヴィメタやハードロックの
コンサートに共通する快感を覚えます。

Orgel 3

インターバルの間にオルガンに近寄ってみてみました。
コンサートホールにあるような大型の壮麗なものではなく
こじんまりしてパイプはオルガンの上に
空から降ってくるイメージで立てられており
近代アートのオブジェのよう。
Orgel 2

シャガールのステンドグラスに合っています。
Staind Glass 1


ヨハネス・クライス・オーゲルバウという
ボンにある有名なオルガン工房による作品で、
ハンブルグのエルプフィルハーモニーなど
国内のみならず世界中のオルガンも手がけていて
京都コンサートホールのオルガンもこの工房の
手によるものなんだそうです。

足のペダルはこんな感じ。
Orgel 4

昭和30~40年代の方ならご存知かと思いますが
「柔道一直線」という青春ドラマで近藤正臣さんが
柔道着を来て足でピアノを弾くというシュールな
場面
があったのですが(ギャグではなくシリアスに)、
どうもそれを思い出してしまいました。(*´v`)

ということでコンサートは大盛況のうちに終了。
普通なら奏者には花束が贈られますが、
ラインガウはワインの産地ということで
地元のワインが贈られるのがこの音楽祭の特徴です。

ドイツの音楽祭、なかなか良いコンサートが多いので
早めにチェックが必要です。
またパイプオルガンを聴いたことがない方
機会があれば是非一度聞いてみてくださいね!



2018年7月16日
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2018-07-16(Mon) 14:17| ✿スタッフ日記| トラックバック(-)| コメント 2

コメント

素晴らしい演奏会ですね。

お疲れさまです。

とても素敵な演奏会で、しかもご自分なりにいろいろと
楽しまれたのですね。演奏者と直接触れ合ったというの
もよかったですね。しかもトイレで(笑)。

女の方は、こういう場でのトイレ、本当に大変だと思い
ます。われわれ男は、すぐに出てきますからね。そう
いえば、先日デパートのトイレで、女の人が堂々と出て
きたので、一瞬女子トイレに入ってしまったのかと慌て
ましたが、そうではありませんでした。ときどき混んで
いるとへっちゃらで男子トイレに入ってくるおばさん
がいるんですよね。逆をやったら、大変なことになると
思いますが(笑)。

柔道一直線!!懐かしく桜木健一さんを思い出しまし
た。

2018-07-16(Mon) 23:51 | URL | マネージャーK #-[ 編集]

Re: 素晴らしい演奏会ですね。

マネージャーK 様

いつもコメントありがとうございます!
デパートの男性用トイレに入るおばちゃんがいるのですか!?
背に腹は変えられない状況だったのか
神経が土管のように太いだけなのか…(汗)v-399

マネージャーK様なら「柔道一直線」に反応して下さる
と信じてました(笑)!! うれしいです!!

日本は記録的な暑さだそうですのでご自愛下さいね!!

2018-07-17(Tue) 09:29 | URL | MyBusGermany #-[ 編集]

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